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うわー……! すごいねクロス!そこら中、本だらけだ!
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公園全体を利用した古本市ですからね。 いろんな方が出店しにきているようですよ。
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よい機会です。 アラセ様も、ご自分に合う本を探してみてはいかがでしょうか。
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うーん……。 読んでて眠くならない本があれば……。
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……失礼しました。この世にないものを薦めていたとは、 ワタクシ、一生の不覚です。
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そ、それは探してみないとわからないじゃない? こんだけ本があるんだしさ!
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ほら!あそこなんかすごい行列だよ! 行ってみよう、クロス!
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古本市で行列とは妙ですが……かしこまりました。 参りましょう、アラセ様。
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あ、あれ……? 列に並んでたら、いつの間にかヘンなところに出ちゃったな。
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こんな場所はこの公園になかったはずですが……。 ……ん?あの建物は……!
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古本市なのに、ずいぶん凝ったお店だね……。
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って、あれ?この建物、魔女の城じゃない!?
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はい。どうしてこんなところに……ん? アラセ様、あちらで何かもめているようですよ。
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ミルキー
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ごめんねー! でも、このアトラクションは二人一組でないと入れないのよ。
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女の子
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せっかく並んだのに……。 二人一組って、チャッキーじゃダメなの?
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チャッキー
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えっと、ふたり分になるよう、 精一杯頑張りますので、どうか!
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ミルキー
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うーん……悪いけど、ルールはルールなの。 メダロットはあくまでパートナーってことになってるから。
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ミルキー
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……とは言え、このままだとちょっとかわいそうね。
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ミルキー
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……あ! そこの少年!また来てくれたのね!
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うわっ、やっぱりミルキーだ! どうしてこんなところに……?
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ミルキー
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細かいことはいいの! そんなことより……!
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ミルキー
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聞いてた通り、この子もひとりなの! 一緒に魔女の城に入ってあげてくれない?
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どうされますか、マスター?
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確かに、このままじゃかわいそうだし……。 いいよ!
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つきあってくれてありがとう。 わたしはタテハコノハ。コノハでいいわ。
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オレは大隅アラセ。 で、こいつがパートナーのクロス。
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よろしくお願いします。コノハ様。
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あら、礼儀正しいのね。 わたしのパートナーも紹介するわ。チャッキー!
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チャッキー
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初めまして!チャッキーです。 よろしくお願いしますね!
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ミルキー
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よしよし!それではっ!
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ミルキー
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出張魔女の城・in古本市! これから皆さんにはおっきな図書館に入ってもらいます!
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ミルキー
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この図書館、とある本のせいでめちゃくちゃになっているの。 キミたちには、その異変を解決してもらいまーす!
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んん……?なんだか怪しいわね。 図書館ってことは、本を売っているわけじゃないの?
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ミルキー
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ホホホ、魔女の城はいつでもみんなのアトラクションよ! 出店料は出してるしね!
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うーん……なら、やっぱりやめておくわ。 わたしは本を借りたいんじゃなくて、買いに来たんだもの。
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ミルキー
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ま、待って待って! ここまできてそれはないんじゃない!?
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ミルキー
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こほん……じゃ、じゃあこれでどうかしら。 もしクリアすれば……!
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ミルキー
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特別サービスとして、そのとある本は差し上げます。 と~~~ってもレアな本ですよ?
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れ、レアな本……! ……そうね。そういうことなら、やらせてもらうわ。
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ミルキー
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決まりね!それじゃあごあんなーい! メダトルロボトルミルミルキー!
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きゅ、急に別の場所に移動した……!? いったい、どういう仕掛けなのかしら?
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そりゃ驚くよねえ……。 前回といいミルキーってホント――
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……ま、気にしてもしょうがないか。 こうなったからには目的を達成するのみね。
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――って、切り替え早いなあ!?
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なに驚いてるの、アラセくん。 こうなった以上、やることやって出るまででしょ?
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そうね、まずは……お互いのウデを知るために、 ロボトルといきましょうか!
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オッケー!望むところだ!
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行為断定
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