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デコトム
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つ、強すぎるっス……。
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けほっ……。 ここまでやらなくても……。
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チャッキー
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ごめんなさい……。コノハちゃんは、 本のことになると容赦がないんです……。
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すさまじい威圧感でしたね……。
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とにかく、ミルキーの言う通りこれはわたしのものよ! さあ、見せてもらおうかしら!
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アドルフィン
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……くっ、力及ばずか!
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デコトム
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や、やめるっスーーーーーーーー!!!!
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いったい、どんな貴重な代物なの……か……?
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…………。 …………?
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ってなによこれ!
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なになに? 『悶絶!ミルキーのマル秘写真集』……?
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こ、これがレアな本……ですって……?
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アドルフィン
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ええ……なんでも、 個人出版で世界に一冊しかないとの話です。
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デコトム
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あのくねくねした中身を見ると、 人間もメダロットもみんな調子がおかしくなってしまうっス。
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アドルフィン
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あまりにも過激で恥ずかしい内容なので、 見たメダロットはみんな暴走してしまうのですよ。
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で、でも、 デコトムはロボトル戦術に関する本を見ようとしたんだよね?
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デコトム
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……?違うんスか?
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デコトム
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「悶絶!」って書いてあるし、くねくねしたポーズしてるし、 何かすごい技の本だと思ったんスけど……。
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アドルフィン
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……すみません。コイツ、ロボトルバカなので。
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何か……大きな勘違いがあったようですね……。
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チャッキー
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あのー、アラセくん……。 コノハちゃんが固まったまま、動きません……。
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あー……。 うーん……そりゃねえ……。
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チャッキー
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お願いです。 何か声をかけてあげてください。
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マスター……。
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わ、わかったよ……。
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ね、ねえコノハ……? 今回のことは気の毒だったけど……。
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デコトムたちも助けられたし……。 一応、レアな本?も手に入ったし……さ?
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ここは一件落着、めでたしめでたし! ……じゃない?
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…………………………ふ。 ふふ、ふふふ……。
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ミルキー
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うーん、なんか出るタイミング見失ったわね。 妙に空気が張り詰めてるわ。
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ミルキー
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にしても、なんであんなに盛り上がってないのかしら? 例の本は手に入れたはずよね?
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ミルキー
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あれを渡すのは惜しいけど、お客様のためだもの。 世界にたったひとつのレア本、大事にしてよねっ!
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……ふざけんじゃないわよー! いらないわよ、こんな本~~~!!
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行為断定
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